遊牧民による草木染め手織りの絨毯〈ギャッベ〉。ヨーロッパでのブームを経て、日本でもテレビ番組などメディアにも取り上げられるようになりました。
遊牧民独特の美意識に、家族と健康、子孫の繁栄の願いが込められた特徴的な図柄に惹かれます。
商業主義の荒波の中でも伝統技法を守り育ててきた「ゾランヴァリ」のギャッベは、世界の絨毯の目利きに認められたイラン唯一無二のギャッベブランドと認知されています。
展示会にはゾランヴァリギャッベを数多く取り揃えております。紛いものではない本物のギャッベをぜひ会場でご覧ください。手織りのためすべてが一点モノとなります。素晴らしい出会いがありますように。
展示品のご紹介(一部)
こちらはほんの一部です。その他多数展示しておりますので、ぜひ会場にてご覧ください。また、掲載の商品は店頭販売もしておりますので、展示会前に売り切れとなる場合があります。
遊牧民の大地とギャッベ
南ペルシャ、イランの南方ザーグロス山脈南端にギャッベを織る遊牧民カシュガーイー族のキャンプがあります。
ギャッベの図柄は、この標高2000メートルの大地の風景と、遊牧民の周りにある動物や植物などがモチーフになっています。
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健康や家族の幸せと子孫繁栄への願い、または厄災から家族を守る魔除けとしての意味を込めて織り上げます。
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遊牧民が紡いだ糸を染めるのは、ゾランヴァリーの工場。
伝統の草木染めは、手間のかかる染色技術を必要とします。 -
染め上がった糸を使って遊牧民の女性たちがギャッベを織り込んでいきます。
ゾランヴァリーはおよそ1万人の遊牧民の女性たちとネットワークを築いています。
実用的なアート
遊牧民が育てた羊毛から手紡ぎで糸にする。それを伝統技法の草木染めにして、ひとつひとつ丁寧に手織りしていく。現代では考えられないような手間と時間を掛けてつくられる本物の絨毯は、おどろくほどのやわらかさを持つ心地良さがありながら、汚れをはじき手入れが簡単。
上質なギャッベは100年保つと言われます。アートでありながら極めて実用的な質の高い絨毯、それがゾランヴァリギャッベなのです。
チベットの伝統的手紡ぎ手織り絨毯です。チベタンラグの中で、カデン[Khaden]は1畳ほどの大きさのラグ。からだをあずけるためのサイズです。暮らしの中で使う道具としてよく馴染むように、しなやかでやわらかい絨毯です。
度重なる戦乱で移住してきたトルコ系部族が織る、原毛をベースにしたシンプルなデザインのアフガニスタン絨毯を取り揃えています。
一生の出会いに
手織り絨毯はすべて一点モノ。この世に似たものはあっても、同じものはありません。ひとつひとつが違う表情をしています。もし好みのラグが見つかるとしたら、それは奇跡の出会いのようなもの。質の高い本物の手織り絨毯は一生のパートナーになります。ぜひこの機会に本物に出会ってください。